難治性喘息で抗体製剤治療を受けられている患者様へ

ちどり内科・呼吸器内科クリニック 院長
竹島 英之

資格

  • 日本呼吸器学会 呼吸器専門医・指導医
  • 日本内科学会 総合内科専門医
  • 肺がんCT検診認定医師
  • 難病指定医
  • 身体障害者福祉法指定医(呼吸機能障害)
  • 医学博士(東京大学)

難治性喘息の治療は、発作の頻度を減らし、より快適な日常生活を送るために非常に重要です。その中で、最新の治療法である抗体製剤は、これまでの治療で十分に効果が得られなかった方にとって、大きな希望となるお薬です。

しかし、抗体製剤は非常に高価な薬剤であり、費用についてご心配されている方も少なくないかと思います。ここでは、3割負担の場合の費用の概算と、費用を抑えるための工夫についてご説明いたします。

1. 抗体製剤の費用概算(3割負担の場合)

抗体製剤の種類や投与量、投与頻度によって費用は大きく異なりますが、一般的な目安としてご説明いたします。

現在、喘息の治療に用いられている主な抗体製剤には、ゾレア、ヌーカラ、ファセンラ、デュピクセント、テゼスパイアなどがあります。これらの薬剤は、いずれも薬価が高額です。

【月々の費用の目安(3割負担)】

上記はあくまで薬剤費のみの概算であり、これに加えて、診察料や検査費用などが別途かかります。

実際の費用は、患者様の病状、体重、アレルギーの種類、使用する薬剤の種類と量によって大きく変動しますので、必ず医師にご相談ください。 個別の治療計画に基づいて、詳細な費用をお見積りいたします。

2. 費用を抑えるための工夫

高額な治療費の負担を軽減するために、いくつかの公的制度を利用できる可能性があります。

① 高額療養費制度の活用

高額療養費制度とは、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が、ひと月(1日から末日まで)で自己負担限度額を超えた場合、その超えた分が払い戻される制度です。

② 医療費控除の活用

1年間(1月1日~12月31日)に支払った医療費の合計が一定額を超えた場合、確定申告を行うことで所得控除を受けられる制度です。

③ 特定疾患医療費助成制度(難病医療費助成制度)

一部の難治性喘息は、厚生労働大臣が定める指定難病に該当する場合があります。指定難病と診断された場合、医療費の自己負担割合が軽減されたり、自己負担限度額が設定されたりする制度です。

担当医・スタッフへご相談ください

抗体製剤による治療は、費用面でご不安を感じる方もいらっしゃるかと思います。ちどり内科・呼吸器内科クリニックでは、患者様が安心して治療を受けられるよう、費用の概算や各種制度の活用について、きめ細やかなサポートを心がけております。

治療の選択肢や費用についてご不明な点がございましたら、遠慮なく医師やスタッフにお声がけください。患者様一人ひとりに最適な治療計画と、経済的な負担を軽減するための情報を提供させていただきます。

安心して治療を続けていただけるよう、私たちも最大限サポートさせていただきます。

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